【コラム】七五三の前撮りはいつするの？

前撮り、早撮りという言葉はよく耳にしますが

なぜ事前に撮影するのでしょうか？

また、実際いつ頃撮影すればいいのでしょうか？

そんな疑問にお答えいたします！

目次

———————————————————

1.七五三の前撮りとは？

1-1.前撮りのメリット

1-2.前撮りでお出掛け本番もバッチリ

2.何歳ですればいい？

2-1.男の子

2-2.女の子

2-3.数え年

2-4.満年齢

3.七五三の前撮り時期は？

3-1.お得にゆったり春の撮影

3-2.日焼けに注意夏の撮影

3-3.混雑予報秋の撮影

1.七五三の前撮りとは？

これまで七五三は11月15日に神社にお参りをして、記念写真を撮影し、その後に家族みんなで食事をする、という流れが一般的でした。しかし最近の七五三では、混雑を避けてお参りだけ10月後半から12月前半にかけて行い、写真撮影はお参り当日よりも前に済ませる前撮りが主流になっています。

1-1.前撮りのメリット

お参りと記念撮影を同じ日にまとめると、1日がかりのハードスケジュールになりがちです。普段着慣れない着物を着たお子様もすぐに疲れてしまい、せっかくの写真撮影では表情が曇ってしまったり、途中で嫌がって着物を脱いでしまったりすることもあります。お子様の負担を軽減させるためにも事前に撮影を済ませ、秋にお出かけ（お参り）をするのがオススメです。

1-2.前撮りでお出かけ（お参り）本番もバッチリ

前撮りで少しでもお子様が着物に慣れることで、スムーズにお出かけ（お参り）ができます。また、衣装選びで迷ったときは撮影とお出かけで着物を変えることができるため、違った雰囲気を楽しむこともできます。

2.何歳ですればいい？

七五三は、江戸時代に行われていた3歳「髪置きの儀」、5歳「袴着（はかまぎ）の儀」、7歳「帯解（おびとき）の儀」に由来するもので、現在も3歳、5歳、7歳にお祝いをします。

2-1.男の子

男の子は5歳にお祝いをします。

5歳「袴着の儀」男女ともに5歳から7歳になると、初めて袴をつける「袴着」または「着袴」という儀式が行われました。

2-2.女の子

女の子は3歳と7歳にお祝いをします。

3歳「髪置の儀」かつては男女ともに生まれて7日目に産毛を剃り、髪を伸ばし始めるのは3歳からでした。髪を伸ばし始める際に「髪置」の儀式が行われました。

7歳「帯解の儀」紐で着付けていた子どもの着物の紐をとって帯を結ぶ儀式が始まりました。男の子、女の子ともに9歳で行われていましたが、江戸時代末期からは男の子は5歳、女の子は7歳となりました。

2-3.数え年

数え年は、生まれた時を1歳とし、年を越して1月1日を迎えると1つ歳をとるという数え方になります。七五三が始まったころの江戸時代では満年齢という概念がなく、数え年でお祝いをしていました。ですが、現代では満年齢が一般的になり、数え年にとらわれずにお子様の成長に合わせてお祝いする家庭が増えています。

2-4.満年齢

満年齢というのは、生まれた時を０歳とし、誕生日を迎えたら1つ歳をとるという数え方です。現代ではなじみ深い数え方ですね。早生まれの場合ですと、該当の年齢になる年度にお祝いするか、次の年度まで待ってお祝いするか迷われる方が多いかと思われますが、子どもの成長や周囲の状況を見て決めるのが良いでしょう。

3.七五三の前撮り時期は？

年々、前撮り開始時期が早まり、最近では3月頃から前撮りが始まるスタジオも増えてきました。遅くても9～10月までには撮影をしておくと余裕が持てます。

3-1.お得にゆったり春の撮影

前撮りが開始したばかりの3月～5月は比較的お店が空いていることが多いので、希望の日時で予約がとれたり、ゆったりと撮影ができるのでオススメです。また、お店によっては特典が沢山ついていたり、秋のお出かけ（お参り）お支度料金が値引きされていたりとお得な面もあります。

3-2.日焼けに注意夏の撮影

7月・8月は夏休みの平日を利用して前撮りを予約される方が多いです。ただし、プールや外遊びなどでお子様がこんがり日焼けしてしまうことも多いので、夏に前撮りを予定している場合は日焼けのし過ぎにご注意下さい。

3-3.混雑予報秋の撮影

9月・10月は七五三シーズン本番。お出かけ（お参り）の直前に撮影をご希望される方が多く、早めに予約が埋まってしまうことも。秋に撮影をご希望の方は早めにご相談、もしくは春～夏の前撮りを検討してもいいかもしれません。